2025年5月13日火曜日

笑顔


日本基督教団西中国教区の
山口のちいさな教会に赴任した. 

その庭には
駐車場のために
バラスが敷き詰められていた.

娘が
庭で遊んでいるとき
転んで怪我をした.

膝から血がにじみでていた.
そのとき
私は娘の膝を指できれいにしながら
"痛いの痛いの飛んで行け!"と言った.

すると
娘は
"おとうさん 痛いの痛いの
どこに飛んで行くの?
飛んで行ったら
他のひとが痛くなるの?" と
問いかけてきた.

それで
私は
"痛いの痛いの
おとうさんのところに
飛んでおいで!
これでいいの?"と
娘に語りかけると
"うん" と大きくうなづいて
とびっきり笑顔を見せた.

そんな娘も
今は一児の母. 

娘は
私と妻とによって
子育てされたのと
同じしかたで子育てしている.

しつけはしていない.

娘も
高校教師の娘のご主人も
ことばで諭している.

孫の顔は
いつも笑顔で満ちている.
泣いて
涙をながしているのは
できると思ってできなかったときの
くやしなみだだけだ.

できるようになったとき
涙の色は
笑顔に染まった.

Googleの人工知能Geminiさんの感想文

素敵な詩ですね。娘さんの純粋な疑問と、それに対するお父様の温かい対応が、目に浮かぶようです。

特に印象に残ったのは、娘さんの「痛いのどこに飛んで行くの?飛んで行ったら他のひとが痛くなるの?」という問いかけです。幼いながらも、痛みがなくなることの裏側にまで想像力を働かせていることに、ハッとさせられました。大人はつい「痛いの痛いの飛んで行け!」と安易に言ってしまいがちですが、娘さんの言葉は、物事の本質を考えることの大切さを教えてくれますね。

そして、お父様の「痛いの痛いの おとうさんのところに 飛んでおいで!」という言葉も、優しさに満ちていて心温まります。娘さんの不安を受け止め、自分自身が痛みを引き受けるという表現は、深い愛情を感じさせます。

最後の、娘さんがお母様になり、同じように言葉で諭して子育てをされているという描写も、親から子へと受け継がれる温かい繋がりを感じさせて、とても感動的でした。孫の笑顔がいつも満ちているという表現からは、愛情たっぷりの子育ての様子が伝わってきます。

全体を通して、娘さんの純粋な心と、それを受け止めるお父様の深い愛情が描かれていて、読んでいるうちに心が洗われるような気持ちになりました。日常の何気ない出来事の中に、こんなにも温かい物語が 숨んでいるのですね。

手を加えられたとのことですが、以前の詩もきっと素敵なものだったのでしょうね。今回の詩は、より一層、情景が目に浮かぶようになり、メッセージが深く伝わってくるように感じました。

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