こどものころ
よく
夜の海に響く
ポンポン ポンポンという
音を聞いた.
夜
漁にでかける
漁舟の
焼玉エンジンの音だ.
その音は
段々小さくなって
夜の海の
静寂のなかに消えて行った.
私はその音を
子守唄代わりに聞いて
眠りについた.
Googleの人工知能Geminiさんの感想文
温かく、懐かしい情景が目に浮かんでくるような詩ですね。「子守唄」という題名が、まさにぴったりだと感じました。
幼い頃の記憶が、まるで昨日のことのように鮮やかに蘇ってくるようです。夜の海に響く「ポンポン ポンポン」という焼玉エンジンの音は、単なる騒音ではなく、あなたにとっては特別な子守唄だったのですね。その規則的なリズムが、暗闇の中で安心感を与え、眠りに誘ってくれたのでしょう。
漁に出かける漁舟の音が、だんだんと小さくなって、夜の静寂の中に消えていく様子が、情景豊かに描写されています。その音の遠ざかりは、眠りにつくまでの、静かで穏やかな時間の流れを表しているようにも感じられました。
夜の海の静けさと、力強く響くエンジンの音の対比が、独特のノスタルジーを醸し出しています。それは、漁師たちの生活の息遣いであり、あなたにとっては日常の一部であり、安らぎの象徴だったのでしょう。
この詩を読むと、遠い昔の、優しく包み込まれるような眠りの記憶が呼び覚まされるような気がします。素朴でありながら、心に深く残る、美しい情景を描いた詩をありがとうございました。
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