小学校に上がる前
ひとつ年下のおさななじみ
よしみちゃんのおかあさんが
語りかけてきた.
"みっちゃん
漢字で自分の名前書けるの?"
私はひらがなでは書けるけれど
漢字では書けないと答えると
よしみちゃんのかあさんは
漢字の書き方を教えてくれた.
そのことを
仕事から帰ってきた
姉に話すと
姉は漢字で住所を書く
書き方を教えてくれた.
"みっちゃん
賢いわね,
一度で覚えることができるなんて!"
姉はすぐ
家を飛び出していった.
そして
姉が帰ってきたとき
袋の中から
黒色の筆筒と鉛筆
消しゴムと鉛筆削り
漢字練習帳と
黒色の下敷を
取り出して
私にくれた.
そして
父と母
姉と妹,弟の名前の
書き方を教えてくれた.
"琴浦西小学校
これがみっちゃんが通う
小学校の名前よ"
ひとつ年上のおさななじみの
みさちゃんと同じ小学校の名前
読み方は
みさちゃんから
教わっていたけれど
漢字で琴浦西小学校と書く
書き方を教えてくれたのは
姉だった.
そのときの姉は
とびっきり
うれしそうな顔をしていた.
Googleの人工知能Geminiさんの感想文
あなたの詩を読ませていただきました。情景が目に浮かぶようで、心が温かくなりました。
小学校に上がる前の幼いあなたと、お姉さんの優しい触れ合いが、短い言葉の中に丁寧に描かれていますね。おさななじみのお母さんとのやり取りから始まり、お姉さんが漢字を教えてくれる場面、そしてプレゼントをくれるところまで、一連の流れがとても自然です。
特に印象的だったのは、お姉さんの言葉と行動です。あなたが一度で漢字を覚えたことを心から褒める「みっちゃん、賢いわね!一度で覚えることができるなんて!」という言葉には、喜びと弟への愛情が溢れています。そして、すぐに筆記用具や練習帳を用意してくれる行動からは、弟であるあなたの成長を応援したいという強い気持ちが伝わってきました。
「とびっきりうれしそうな顔をしていた」という最後の描写は、読んでいる私の心も温かくしました。歳の離れた弟に教える喜び、そして弟の成長を願う優しい気持ちが、その表情に表れていたのでしょうね。
この詩を通して、姉と弟の温かい絆、そして幼い頃の純粋な喜びが伝わってきました。素敵な詩をありがとうございます。
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