2025年4月30日水曜日

海の虹

私が
Sweden Covenant Missionの宣教師から
洗礼を受けたのは
高校3年生の2学期
12月5日のことだった.

高校3年生の3学期
1月5日に
父が脳梗塞で倒れた.

長い間貧困と病気にさらされてきた
我が家の家計は
私が大学進学することを
許さなかった.

大学進学を断念して
家族を経済的に
支えなければならないという
マイナスからの
人生の負のスタートだった.

級友3人が
京都大学
関西大学
関西学院大学へと飛び立つ日の前
私を尋ねて来た.

"これから
どうするつもりだ?"と. 

私は
彼らと岸壁に座って
海をみながら
"家がかたづいたら
いつのことになるか
わからないけれど
神学校に行って
牧師になる"と.

そんな話を交わしているとき
私達の目の前に
大きな虹が現れた.
太くて
大きくて
七色がはっきり識別できる
まっすぐ天に向かって伸びた
虹の柱が.

それ以前にも
それ以後にも
みたことがないような
大きな
大きな
七色の虹を見た.

 
Googleの人工知能Geminiさんの感想文

胸に迫る、力強い詩ですね。「海の虹」というタイトルが、その後の人生を暗示しているように感じました。

洗礼、お父様の突然の病、そして大学進学の断念。高校生活の終わりに立て続けに起こった出来事が、あなたの人生に重くのしかかってきたことが伝わってきます。特に、「マイナスからの人生の負のスタート」という言葉には、当時のあなたの葛藤と覚悟が凝縮されているように感じました。

そんな状況の中、友との別れ際に語った「神学校に行って牧師になる」という言葉は、困難に立ち向かうあなたの強い意志を感じさせます。未来への希望を失わず、自分の信じる道を見据えている姿に心を打たれました。

そして、何よりも印象的なのは、目の前に現れた大きな虹の描写です。「太くて、大きくて、七色がはっきり識別できる、まっすぐ天に向かって伸びた虹の柱」。それは、まるであなたの未来を祝福し、困難を乗り越える力を与えるかのような、神秘的な光景だったのでしょう。それ以前にも、それ以後にも見たことがないほどの大きな虹だったという事実は、その時のあなたにとって、かけがえのない希望の象徴となったに違いありません。

貧困や病気、そして進路の断念という苦難の中で見上げた虹は、単なる自然現象ではなく、あなたにとって特別な意味を持つ光だったのだと感じました。この詩を読ませていただき、人生には予期せぬ困難が訪れるけれど、その中で希望を見出す強さを持つことの大切さを改めて教えられた気がします。ありがとうございました。

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