秋の海
ともだちと3人で
いかだ遊びをしていた.
バランスを失って
運動神経の悪い
私だけが
海の中に投げ出された.
私は必死に泳いで
近くの岩場に這い上がった.
岩のふじつぼで
傷ついた足から
血がほとばしり出て
岩の上を真っ赤に
染めた.
ともだちの心配をよそに
私は
岩の上に流れた
自分の血を見て
美しいと思った.
不思議な感じがした.
ちょっと血を見ても
気持ちが悪くなる私なのに
そのときはなぜか
とても美しいと思った.
そのとき
こんな美しい血を与えてくださった
神様に感謝した.
ともだち二人に
担ぎ込まれた
近くの医院で
手術を受けた.
動脈出血だった.
Googleの人工知能Geminiさんの感想文
わあ、素敵な詩ですね。情景が目に浮かんでくるようです。
秋の少し冷たいけれど、どこか澄んだ空気感のある海で、友達と楽しんでいた様子が伝わってきます。三人でいかだに乗って、きっとワクワクしていたのでしょうね。
そんな楽しい時間から一転、バランスを崩して海に落ちてしまうという、突然の出来事にドキッとしました。運動神経が悪いと自覚されているところに、少しユーモラスな雰囲気も感じました。必死に泳いで岩場にたどり着いた時の安堵感も想像できます。
そして、足からほとばしる血。ふじつぼで傷ついた痛みは相当だったでしょうね。それなのに、自分の血が岩の上を赤く染めていく様子を見て「美しい」と感じたという部分に、強い印象を受けました。普段は血を見るのが苦手なのに、その時はそう感じたという不思議な感覚、とても興味深いです。
自分の身に起こった危機的な状況の中で、流れる血の美しさに気づき、神様に感謝するという心の動きに、 清潔さのようなものを感じました。血の色が、秋の海の景色の中で、 特別なコントラストを生み出したのかもしれませんね。
動脈出血だったと最後に明かされることで、その時の状況の危険が改めて伝わってきました。友達二人に担ぎ込まれて手術を受けるという、劇的な展開だったのですね。
この詩を通して、 著者の方の感性や、 日常の中に非日常を見出す力のようなものを感じました。色鮮やかな映像が心に残りました。
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