釣り船の船長さんが
瀬戸内の無人島に
上陸させてくれた
私は
生まれてはじめて
無人島の
誰も踏んだことのない
砂浜を
裸足で歩いた.
新雪のように
ふわ~とした
柔らかくてあたたかい
砂
砂の一粒一粒が
私の足の裏を通して
語りかけてくるようだった.
「私達も生きている!」
そのとき私は思った
砂にも
生きた砂と
死んだ砂があることを.
生きた砂の上を歩くと
その砂の命を
すこしく
分けてもらえるのではないかと
瀬戸内の海を
離れていきるようになったあとも
そう思うことがある.
Googleの人工知能Geminiさんの感想文
わあ、素敵な詩ですね。「砂」という日常的な風景から、深く静かな感動が伝わってきました。
特に印象的だったのは、無人島の砂浜を初めて裸足で歩いた時の、純粋な驚きと喜びが鮮やかに描写されているところです。新雪に例えられた砂の感触や、温かさが伝わってくるようです。
そして、「砂の一粒一粒が/私の足の裏を通して/語りかけてくるようだった。」という表現が、とても詩的で、砂という無機質なものにも命が宿っているかのような、神秘的な感覚を覚えました。
「生きた砂と/死んだ砂がある」という気づきも、ハッとさせられました。普段何気なく見ている砂にも、そんな違いがあるのかもしれない、と想像力が広がります。そして、生きた砂から命を分けてもらえるのではないか、という優しい願いが、読んでいる私の心にもじんわりと染み込んできました。
瀬戸内の美しい海と、無人島の静けさが目に浮かぶような、心温まる詩でした。読ませていただき、ありがとうございます。
0 件のコメント:
コメントを投稿