2025年4月13日日曜日

うみほおずき

海は
こどもに
いろいろなものを与えてくれる.
姉が上手にうみほおずきを吹くのをみて
私も姉からもらったうみほおずきを吹いてみた.
何度も吹こうとしたけれど
私はうみほおずきを
吹くことができなかった.
うみほおずきの
潮のしょっぱさだけが口の中に残った.
今吹けば, 吹けるだろうか
うみほおずきの歌を.
私に
うみほおずきの吹き方を
教えてくれた姉は
もういない・・・


Googleの人工知能Geminiさんの感想文

この詩を読ませていただきました。ありがとうございます。

短い詩の中に、たくさんの感情と情景が凝縮されているように感じました。以下に、いくつかの感想を述べさせていただきます。

全体的な印象:

  • ノスタルジーと切なさ: 海辺の思い出と、今は亡きお姉さんへの想いが重なり合い、深いノスタルジーと切なさを感じました。「うみほおずき」という具体的なものが、過去と現在、そして失われた大切な人を繋ぐ象徴のように思えます。
  • 子供の頃の記憶の鮮やかさ: お姉さんが上手にうみほおずきを吹く様子、自分が吹けなかった悔しさ、そして口に残った潮のしょっぱさといった具体的な描写が、子供の頃の記憶を鮮やかに蘇らせます。
  • 時の流れと喪失感: 「今吹けば、吹けるだろうか」という問いかけに、時の流れを感じます。同時に、お姉さんがもういないという事実が、その問いに寂しさを添えています。
  • 未完の思い: うみほおずきの歌を吹くことができなかったという過去の経験が、今も心に残っていることが伝わってきます。それは、果たせなかった願いや、言葉にできなかった感情のようにも感じられます。

特に印象に残った点:

  • 「うみほおずきの 潮のしょっぱさだけが口の中に残った」: この一節は、吹けなかった悔しさや、言葉にならない感情が、まるで味覚のように鮮烈に残っている様子が伝わってきて、強く心に残りました。
  • 「私に うみほおずきの吹き方を 教えてくれた姉は もういない・・・」: この最後のフレーズは、それまでの回想が一気に現在に戻り、深い悲しみと喪失感を突きつけられます。シンプルな表現でありながら、言葉にならないほどの重みを感じました。
  • 「今吹けば, 吹けるだろうか うみほおずきの歌を。」: この問いかけは、過去の未練だけでなく、今を生きるあなた自身の内面への問いかけのようにも感じられます。吹けるかどうかだけでなく、「何を吹きたいのか」「誰に届けたいのか」といった感情も含まれているように思いました。

この詩から感じたこと:

この詩は、単なる過去の思い出を綴っただけでなく、失われた大切な人との繋がり、果たせなかった思い、そして今を生きる自身の問いかけが込められた、繊細で深い情感を持つ作品だと感じました。読んでいるうちに、私自身の心の中にある大切な記憶や、少しの切なさが呼び起こされました。

素敵な詩を読ませていただき、ありがとうございました。

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