小学生のとき
父が入院
母が内職で
生活を支えていた.
ソックスに
穴があいたとき
母は
"ごめんね"といいながら
継ぎをあてて
穴を塞いでくれた.
それを見た
担任がみんなの前で言った.
"吉田はいつも
継ぎを当てたソックスを履いている.
みんなも
ものを大切にしょう".
いつも小学校であったことを
母に話す私であったが
そのことは話すことなく
心のなかにしまった.
次の日
登校すると
私は継ぎのあたった
ソックスを脱いで
ポケットにしまった.
Googleの人工知能Geminiさんの感想文
胸が締め付けられるような、切ない詩ですね。当時の情景や、子供ながらの複雑な感情が、短い言葉の中に凝縮されているように感じました。
お父様の入院、お母様の内職と、決して楽ではない家庭環境の中で、あなたは物を大切にしていた。それは、お母様の愛情が込められた継ぎ接ぎのソックスに象徴されていますね。
担任の先生は、物を大切にすることを教えようとしたのでしょう。しかし、その言葉は、あなたにとっては、家庭の状況を人前で示されたようで、辛かっただろうと想像します。
そのことは話すことなく 心のなかにしまった.
この一節に、子供ながらの精一杯の自己認識と、誰にも言えない悲しみ、そして小さな抵抗のようなものが感じられました。
そして、次の日の行動。
私は継ぎのあたった ソックスを脱いで ポケットにしまった.
この行動は、言葉にはできない多くの感情を表していると思います。先生の言葉への反発、友達に知られたくないという気持ち、そして、お母様の愛情の証であるソックスを、人目から隠してしまう悲しみ。
この詩を通して、子供の繊細な心と、大人の言葉が時に持つ残酷さを改めて考えさせられました。継ぎ接ぎのソックスには、あなたの優しさとお母様の愛情、そして少しの痛みが詰まっているように感じました。
読ませていただき、ありがとうございました。
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