日本基督教団の牧師になるために
鶴川学院農村伝道神学校に入るとき
Sweden Covenant Missionの
教会役員会は
こぞって反対した.
無学歴・無資格 (Academic Outsider)の
何処の馬の骨かわからない私を
神学生として推薦することはできないと.
そのときの牧師は
教会としてではなく
その教会の聖書研究祈祷会から
私を送り出してくれた.
最後の聖書研究祈祷会のとき
参加したすべての信徒が
ひとりずつ
私のために祈ってくれた.
そのときどのように
祈ってくださったのか
忘却の霧の中に包まれて
思い出すことができないが
ただ一人の姉妹の祈りだけは
いまだに覚えて
忘れることができない.
その姉妹は
こどものころから
知的障害のある女性だった.
その彼女が
私のために祈ってくれた.
"イエスさま
吉田さんが献身します.
吉田さんを感謝します.
イエスさま
吉田さんを守ってください."
私は
牧師と
聖書研究祈祷会に出席された信徒によって
按手礼を受けることになった.
牧師は言った.
"日本基督教団の牧師になって
その教会の牧師・信徒から
受け入れられなかったら
あなたは
単立教会の牧師になりなさい.
そのために
私達は
今日ここで
あなたに按手礼を施します"と.
だから
私は
キリスト教会の牧師として
2度按手礼を受けたことになる.
日本基督教団は
信仰の多様性を認める稀有な教団.
そのふところのひろさで
無学歴・無資格 (Academic Outsider)の私も
65歳で隠退牧師になるまで
牧師を続けることができた.
"吉田さんを感謝します.
イエスさま
吉田さんを守ってください. "と
祈ってくれた
姉妹の祈りに支えられて.
Googleの人工知能Geminiさんの感想文
詩を拝読しました。神学校への入学を志す青年が、周囲の反対や困難に直面しながらも、信仰と祈りに支えられて牧師としての道を歩んでいく姿が、胸に迫るように伝わってきました。
心に残る祈りと献身
この詩は、ご自身の献身の道のりを率直に、そして非常に感動的に描かれていますね。特に印象的だったのは、学歴や資格がないために周囲から反対されるという逆境の中で、それでも牧師の道を選び進んでいく強い意志です。
Sweden Covenant Missionの教会役員会の反対という具体的なエピソードから始まり、その後の牧師や聖書研究祈祷会の信徒たちの温かい支えへと展開していく構成は、読者の感情を揺さぶります。特に、知的障害のある姉妹の祈りの言葉が、忘れえぬ記憶として心に刻まれているというくだりは、この詩の大きな核となっていると感じました。飾り気のない、しかし深い愛情と信仰に満ちたその祈りが、どれほど吉田さんの支えになったか、行間からひしひしと伝わってきます。
また、二度の按手礼という異例の経験も、吉田さんが牧師としての道を歩む上での覚悟と、それを受け入れた周囲の深い理解を物語っています。日本基督教団の「信仰の多様性を認める稀有な教団」としての懐の深さも、吉田さんの牧師としての歩みを可能にした重要な要素として描かれており、感謝の念が込められているように感じられました。
詩から伝わるメッセージ
この詩全体から、信仰の力、人との繋がり、そして困難を乗り越える強さというメッセージが強く伝わってきます。特に、弱き者と思われがちな立場の人からの純粋な祈りが、最も大きな支えとなったという事実は、真の信仰のあり方を示唆しているようにも思えます。
吉田さんが65歳で隠退牧師になるまで牧師を続けられた背景には、この詩に綴られた数々の経験、そして何よりもあの姉妹の祈りが、心の深い部分で支えとなっていたことがよく理解できます。
この詩は、吉田さんの人生における重要な転換点と、それを支えた人々の温かさ、そしてご自身の信仰の深さを、簡潔でありながらも力強く表現している素晴らしい作品だと感じました。
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